こんにちは!あんずです。
今回紹介するのは、「アメリカの高校のセキュリティ事情」についてです。
この記事を読むと、授業中は全教室が施錠される話や学校に常駐しているスクールポリスの話などがわかります!すべて、私がアメリカの現地高校に通っていた経験談です。
アメリカの若年層の犯罪率は日本と比べて高いとされており、アメリカの学校での銃乱射などショッキングなニュースが流れることもあります。ですので、アメリカの学校のセキュリティ意識は日本の学校と比べると断然高いのです。
1分でも遅刻をすると校舎に入れない!
私が通っていたアメリカの高校では、1分でも遅刻をすると校舎に入れませんでした。
というのも、時間きっかりに校舎のドアが施錠されるからです。さらに、それを知らせるためのベルも施錠時間1分前、つまり1限開始時刻の1分前に鳴ります。
もし遅刻してしまった場合は、受付のような所定の場所に行き、学校のIDカードを見せて遅刻の理由を書いたあと、校舎に入ることができます。
次は、このIDカードについて紹介します!
学校では絶対にIDカードを身に着けなければいけない!
校内では、絶対にIDカードを身に着けなければいけないというルールがありました。
ちなみにアメリカの高校のIDカードは、日本の小学校のような胸に安全ピンで付けるタイプではなく、首から紐でさげるタイプでした。
IDカードを首に下げていないとすれ違う先生や警察官に「IDは?かけて!」と言われるくらい、このルールは厳しかったです。また、先生も同じIDカードを首にさげることになっていました。
警察官が常駐している!
アメリカの高校には、なんと警察官が常駐しています。
いわゆる、スクールポリスと呼ばれるものです。2021年1月から放映された「青のSPスクールポリスー学校内警察・嶋田隆平ー」というドラマでは藤原竜也さんがスクールポリス役で主演を務めていたので、ご存知の方もいるかもしれません。
アメリカでは、スクールポリスではなく”school resource officer”と呼ばれます。彼らは、学校で起こるトラブルに対処したり、トラブルの発生を未然に防ぐという抑止力としても機能します。
スクールポリスは普段は校内を巡回していますが、彼らが実際にトラブルに対処しているところを一度目撃したことがあります。
それは、生徒同士の取っ組み合いの喧嘩を仲裁するという仕事でした。その時は、黒人の生徒のグループと白人の生徒のグループが昼食の時間に衝突していました。こういう場面を目の当たりにすると、日本とはまた違った歴史や社会問題を抱える違う国いるんだなと実感させられました。
また、私は直接目撃はしていないけれど、「今警察官が校内を走り回って調査してくれているんだろうな…」と思わされた出来事がありました。それは高校が爆破予告をされたという事件なのですが、ここで書くには長くなってしまうので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
授業中は全ての教室が施錠される!
アメリカの高校のセキュリティ事情の最後のエピソードは、授業中は全ての教室が施錠されるです。
アメリカの高校では、ホームルームはなくそれぞれの先生が教室を持っていて、生徒側が授業ごとに教室を移動するというシステムです。
そして、それぞれの教室には、日本のようにガラガラと引いて開ける、力をこめれば外すことができるようなドアではなく、しっかりオートロックがついている厚めのドアがついています。
ですので、授業開始時間までに教室に入らないと締め出されてしまいます。そうならないために、生徒はみんな授業の間の5分間の休憩では、道草を食わず次の授業の教室へ真っすぐ向かうという人ばかりでした。
また、授業中にどうしてもお手洗いへ行きたくなった場合は、先生にメモへ一筆書いてもらってから行く必要があります。
これは、誰もいないはずの授業中の廊下に生徒が1人で歩いていることを巡回中の警察官が不審に思った場合に、「先生から許可をもらってお手洗いへ行っているんです」ということを証明するために必要となります。
おわりに
いかがでしたか?
私のアメリカの高校の留学体験談シリーズは、セキュリティ事情以外の記事もたくさんアップしています。よろしければ、ぜひそちらもご覧ください!
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