こんにちは!あんずです。
この記事では、私のアメリカ交換留学の経験をもとに、アメリカの現地高校の日本の高校とは違うポイントを紹介していきます!今回は、アメリカの高校の制度編です!
高校は4年制!
アメリカの高校は、4年制です。
小学校が5年、中学校が3年、高校が4年の計12年です。日本も小学校1年~高校3年は12年なので、大学に入学する年齢は日本と同じです。
ちなみに、アメリカの高校では各学年に名前がついています。高校1年生が「フレッシュマン(freshman)」、2年生が「ソフォモア(sophomore)」、3年生が「ジュニア(junior)」、4年生が「シニア(senior)」です。
この呼び方は、〇年生という呼び方より頻繁に使われます!
高校受験がない!
アメリカの高校には、高校受験という文化はありません。
ほぼ全員、自分が住む地域の高校に進学します。
日本でいう学区を想像してもらうとわかりやすいかもしれません。ただ、生徒はみんな親の送迎か、自分の運転か、スクールバスで学校に通うので、その学区はとても広いです。
ちなみに、音楽の専門学校など、学区外の高校に通うことも可能です。私の友人は音楽専門の高校に通っていて、寮に入り勉強と音楽を両立するという生活を送っていました。
クラスの「〇組」という概念がない!?
アメリカには、日本のような「〇年〇組」のような組という概念がありません。
ですので、ホームルームも学期の初めや終わりなど、年に数回しか行われません。私が実際に通っていた時は、ホームルームがある時は成績が返される時だという印象が強かったです。
ここで、「ホームルームが年に数回でもあるのなら、自分が何組かわからなきゃその教室に行けないじゃないか?」と思う方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。生徒は、組で分けられるかわりに担任の先生の名前とその先生の教室が知らされます。先生はそれぞれ自分の教室を持っているので、生徒側が移動してその先生の教室に行けばいい、という寸法なのです。
授業の間の5分休みは廊下が大混雑!
私が通っていた高校では授業と授業の間の休み時間が短く、5分しかありませんでした。
この5分というのは、実質移動時間であり、休み時間ではありません。
前述の通り、アメリカの高校にはホームルームがなく、それぞれの先生が教室を持っているいます。
つまり、生徒側は、授業が終わるごとに次の授業の先生の教室まで移動しなければならないのです。アメリカの学校は1日7時間だったので、1日に6回教室を移動し、7つの教室へ行くということです。
この移動を、(私の高校では)生徒2000人全員が休み時間毎にやるので、休み時間の廊下は大混雑でした。「密です」どころではない、混雑している新宿駅以上に人の流れがすごかったです。
しかも、私が通っていた高校は生徒2000人を収容するために、校舎がとても大きかったんです。なので、次の授業の教室が遠いと、大混雑する廊下を一生懸命歩いてギリギリ5分でなんとか遅刻せずに教室にたどり着ける、という感覚でした。
授業は自分で選ぶ!
アメリカの高校では、授業は自分で選びます。国語や数学、米国史など、取らなければならない授業もありますが、授業選択の自由度は日本の高校と比べ物にならないくらい高いです。
私も、学期が始まる前にこれからの1年の時間割を、ホストマザーと一緒に作ったのを覚えています。
また、成績優秀な生徒は、AP(advanced placement)という通常よりレベルの高い授業を取ることもできます。APの授業の単位を無事取得すると、大学進学をする際に一般教養の単位として認めてもらえるというお得な制度もありました。
履修できる科目が面白い!
上記で「1年間の時間割を自分で決めた」と書いたので、実際に私がどんな時間割で学校に通っていたのか紹介します!
時限 | 授業 |
1時限目 | 数学(数2範囲) |
2時限目 | ブラスバンド |
3時限目 | 理科(環境科学) |
4時限目 | マーケティング |
5時限目 | 国語(英語) |
6時限目 | コーラス |
7時限目 | 米国史 |
数学や国語、歴史など日本でもお馴染みな授業も取っていましたが、ブラスバンドやマーケティング、コーラスなど、日本の普通科の高校にはないような授業も取っていました!
私が取っていた授業が実際にどんな授業だったかについては、こちらの記事で紹介しています✨
また、別の友人には小説や詩など書き物が得意な子がいて、その子は午前中は芸術関連の授業を行っている外部のセンターに行って専門の授業を受け、午後は所属している普通科の高校の授業を受けるという時間割を組んでいる子もいました。
おわりに
いかがでしたか?
アメリカの高校には、日本の高校とは違うところがまだまだたくさんあります!セキュリティ編などの記事もありますので、よろしければご覧ください!
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