ヘアドネーションとは?長さや条件を解説!

よしなしごと

こんにちは!

みなさんは、ヘアドネーションがなんであるかご存知ですか?

「ヘア」は髪、「ドネーション」は寄付という意味です。つまり、ヘアドネーションとは髪を寄付することを意味します。この記事では、以下のような疑問にお答えします。

  • なんのために髪を寄付するの?
  • ヘアドネーションしたけど、どうしたら/どこの美容院ならできるの?
  • 自分の髪を寄付できるかわからない

また、ヘアドネーションの条件に関する、少し細かい質問にも答えていますので、ぜひ最後までご覧ください!

ヘアドネーションはなんのためにするの?

ヘアドネーションは、寄付された頭髪で医療用ウィッグを作り、小児がんや先天性の脱毛症などで頭髪を失った子供たちに無償で提供する活動です。

もともとはアメリカで始まった活動ですが、日本では2009年にNPO法人が設立されたことでヘアドネーションの活動が始まりました。このNPO法人はJHD&C(ジャーダック)という団体で、彼らは「どんな個性を持つ人も生きづらさを感じない社会の実現を目指す」という理念を掲げています(ホームページより)。

最初はヘアドネーションという言葉も日本では浸透しておらず、なかなか髪の寄付が集まらない時期があったそうです。しかし、柴咲コウさんなど有名人がこの活動に参加したことにより、ヘアドネーションという活動の認知度が上がって寄付の件数が増加したそうです。

ヘアドネーションをするための条件は?

次に、ヘアドネーションをする際の具体的な条件をみていきましょう。

最も重要なのは、髪の長さです。

寄付をするためには、31㎝以上の長さがあることが条件となります。

2021年7月末まではつな髪という団体のみ15㎝から寄付を受け付けていました。しかし、2021年8月以降は15㎝以上31㎝未満の髪の受付は長期休止しており、2022年1月現在は受付再開の情報はありません。

31㎝という長さが一番ハードルの高い条件だと思います。これを満たせれば、残りの条件は完全に髪が乾いていること・髪が極度のダメージを負っていないことですので、多くの人にとってはそこまでハードルが高くないかと思います✨

ここでいう「極度のダメージ」とは、髪の毛を軽く引っ張っただけで切れてしまうというような度合いのダメージを指しています。

どこでヘアドネーションができるの?

ヘアドネーションの条件を理解したら、次はヘアドネーションをする具体的な方法を2つ紹介します。

1.自宅でカットして自分で送付する

1つ目の方法は、自分でカットしてヘアドネーションを行っている団体へ送付するという方法です。

慣れていればこの方法の方が楽という方もいるかもしれませんが、あんず個人的には基本的に自分でカットする方法はおすすめしません

なぜなら、「髪を小さい束に分けて31㎝を測ってゴムで結んで切る」という作業は自分でやるというのは、慣れない人にはそう簡単に、スムーズにできる作業ではないからです。

また、31㎝を測って切るというのも、ただ毛先から測ればよいというわけではありません。

1つの毛束には、色々な長さの毛が含まれています。髪を束ねると、多くの人はお習字の筆のように先が細くなりますよね。

ですので、寄付した髪がすべてウィッグ作成に当てられなくてもよいのならば話は別ですが、寄付したほとんどの髪をウィッグにしてもらうには、それだけの髪が31㎝以上でなければなりません。

このような判断もしなければならないので、カットからプロに任せて、なるべく多くの髪をウィッグ作成に当ててもらえるようにした方が安心です。

2.賛同サロンにカット&送付をお願いする

2つ目のヘアドネーションの方法は、ヘアドネーション活動への賛同サロンにカット&送付をお願いするという方法です。

こちらが、あんずのおすすめの方法になります!

やはり、プロに任せた方がウィッグ作成に役立ててもらう髪の31㎝分をしっかり確保できて安心です。また、 ヘアドネーション用のカットをした後が切りっぱなしで襟足がガタガタ、という心配もありません。

賛同サロンであれば、カットだけでなく送付まで受け持ってくれるので、いつものように美容院に行くついでにヘアドネーションをすることができます。

さらに、ヘアドネーションをしてくれた人に対して割引をしていたり、シャンプーやヘアケア商品のサンプルをくれるお店もあるので、お得感もあります✨

ここまで読んで、「でもどの美容院が賛同サロンなのかわからない…」と思った方もいるかもしれません。以下では、賛同サロンの見つけ方を解説します!

賛同サロンの探し方

賛同サロンを見つける方法でおすすめなのは、ヘアドネーションを行っている団体のホームページから探すという方法です。

それぞれのホームページには、「賛同サロン・美容室を探す」というページがあるので、そこからご自身のお家の近くに賛同サロンがないか探してみてください!

日本でヘアドネーションを行っている主な団体は、以下の4つです。ホームページへ飛べるリンクも貼っておきます!

私がヘアドネーションをしたときは、JHD&Cの賛同サロンへ伺いました。JHD&Cは賛同サロンが2,492店と上記4つの団体の中では一番多いという点が魅力です!

また、女子高生ヘアドネーション同好会は、その名の通り女子高生が中心となってヘアドネーションの活動をしている団体です。賛同サロンはまだ少ないですが、彼女たちを応援するという意味でそちらを選ぶということも素敵だと思います✨

よくある質問に答えます!

最後に、よくある質問に答えていきます!

カラーやパーマをかけているけれど、大丈夫?

31㎝の長さがあれば、カラーやパーマ、さらにブリーチをしていても寄付が可能です!

この時に、引っ張たら髪の毛が切れるくらいのダメージを負っていないことを確認してくださいね!

年齢制限はある?白髪が混じっていても大丈夫?

寄付をしていただく方の年齢は問われません

髪質や性別、国籍も問われませんし、グレイヘア(白髪)であっても寄付が可能です!

おわりに

いかがでしたか?

ヘアドネーションは、髪の長ささえあれば多くの人ができる寄付です。「髪が伸びたから切ろう」という時に、賛同サロンでカットをお願いするだけでウィッグを必要としている子どもたちの役に立てるというのは素敵な活動だと思います。

この活動がより多くの人の知るところとなり、ウィッグを必要とする子どもたちが生きやすい社会になるといいなと思います!

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