こんにちは!
この記事では、「簿記の試験はネット試験とペーパー試験どちらがいいの?」という疑問に答えていきます!
もう少し具体的に、この記事を読むと以下のことがわかります。
- ネット試験とペーパー試験の違うポイント3つ
- ネット試験を選ぶメリット&デメリット
- ネット試験とペーパー試験、結局どっちがおすすめ?
私自身、先月ネット試験で簿記2級に合格しました!その時の体験談を踏まえて、どんな人にネット試験をおすすめするのか、ペーパー試験をおすすめするのか解説していきます!
ネット試験と筆記試験の違うポイント3つ
ネット試験とペーパー試験の違いについて解説する前に、まずは簿記のネット試験とペーパー試験の共通点について少し説明しますね。
ネット試験とペーパー試験で変わらない点は、出題範囲です。出題範囲が試験の形態で違ったら、公正であるべき資格試験に有利・不利が生まれてしまいますよね💦
また、出題される問題の難易度も、試験の形態によって変わらないように配慮されているそうです。
試験時間はネット試験とペーパー試験両方とも同じで、3級は60分、2級は90分です。ちなみに、1級は筆記試験でしか受験できません。
それでは、以下ではネット試験と筆記試験の違うポイント3つについて紹介していきます!
1.試験を受ける場所が違う!
ネット試験とペーパー試験でまず違うのは、「試験を受ける場所」です。
ネット試験と聞くと自宅からパソコンで受けられるのかなと思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。
ネット試験は、お近くのテストセンターでパソコンを使って受験します。
ペーパー試験とネット試験で試験会場の数を比べると、ネット試験の方が多いです。
また、ペーパー試験の場合は受けたい地域の商工会議所のホームページから受験申込をしなければなりませんが、ネット試験の場合は「商工会議所の検定試験」というページから県ごとに会場を検索することができます。
2.試験の日程が違う!
次の違う点は、「試験の日程」です。
ペーパー試験試験は毎年2月・6月・11月の年3回の実施ですが、ネット試験はほぼ毎日実施されています。
ネット試験の場合は、申込時にテストセンターごとの試験実施日のスケジュールを確認して、自分の都合のよい日にちを選ぶことができます。
テストセンターによっては、毎月数回行っているところから、特定の日を除くほぼ毎日やっているところまであります。
3.合否がわかるタイミングが違う!
3つ目のテスト形態で違う点は、「合否がわかるタイミング」 です。
ペーパー試験の場合は、合否の結果が来るまで約1か月かかりますが、ネット試験だとテスト終了後数十秒で結果がパソコンの画面に表示されます。
その後、冒頭の写真のような試験結果をプリントアウトしてもらって帰宅という流れになります。
正式な合格証明書は、ネットの自分のアカウントのページからダウンロードできますよ!
ネット試験を選ぶメリット
ネット試験とペーパー試験の違いを解説したところで、次は私が簿記2級のネット試験を受けた経験に基づいてネット試験を選ぶメリットを紹介します!
自分のタイミングで試験を開始できる
ネット試験を選ぶ1つ目のメリットは、「予定時間より早く着いたら自分のタイミングで試験を開始できる」という点です。
試験申し込み後に送られてくる当日の案内には、「試験開始時刻の30分前から会場に入ることができます」と書いてあったので、万が一遅れたら大変だと思った私は開始時刻の30分前に会場に到着しました。
「早く着き過ぎたなぁ」と思っていましたが、受付を済ませて試験を受ける席を案内された後は、「あとはあなたのタイミングでスタートボタンを押して試験を開始していいですよ」と言われました。
そこで、私は試験開始の予定時刻から25分ほど早く試験を開始し、試験終了予定時刻の45分前に受験を終わらせることができました!(なぜさらに20分も時間を巻くことができたかというと、問題を解き終わって見直しが終わったあとは試験時間の90分が経つ前に試験を終わらせて良いからです)
試験会場に早くついてしまったときに、ドキドキして試験開始まで待たなくて良いし、自分のタイミング試験を始められるのはいいですよね✨
家に近い会場を選べる・日時を自由に選べる
ネット試験を選ぶ2つ目のメリットは、「家に近い会場が選べる・日時を自由に選べる」点です。
まず、上記にもある通り、ペーパー試験よりもネット試験の方が会場の数が多いので、家に近い会場を選びやすいです。
また、試験の日程はほぼ毎日やっていると書きましたが、試験開始時間もかなり自由に選べるのです!
ネット試験の場合は、申込時に試験の開始時間を15分刻みで選べます。
場所だけでなく時間までかなり自由に選べるというのは、忙しい人でも申し込みをしやすいですよね✨
合否の結果がすぐに出る
3つ目のメリットは、「合否の結果がすぐに出る」です。
ネット試験の場合、自分で試験終了のボタンを押す、もしくは試験時間が終了すると自動的に採点され、数十秒もたたないうちに結果が表示されます!
試験結果を待つ時間って、ヤキモキしますよね。その時間がないというのは、私としては嬉しかったです。
「合格した!勉強から解放された!!」という気分で帰宅する帰り道は清々しいものです✨
ネット試験を選ぶデメリット
上記ではネット試験を選ぶメリットを紹介しましたが、以下ではネット試験を選ぶデメリットを紹介します。
両方を読んで、どちらの試験形態が自分に合っているか考えてみてください!
問題用紙に書き込むことができない
ネット試験を選ぶデメリットの1つ目は、「問題用紙に書き込むことができない」という点です。
ネット試験では、問題がすべてパソコンの画面に表示されます。ですので、「この表のこの項目の横にちょっと数字をメモしたい」「問題文や表の大事なところに線を引きたい」というようなことが残念ながらできません。
しかし、計算用のメモ用紙と筆記用具は試験会場の方で準備してくれるので、まったくメモがとれないというわけではありません!
他の受験者の途中入退出の音が気になる
2つ目のデメリットは、「他の受験者の途中入退出の音などの環境音が気になる」です。
これは上記で紹介した「自分のタイミングで試験を始められる」「試験時間を自由に選べる」というメリットの裏返しです💦
つまり、試験開始時間を15分刻みで選べるということは、自分が選んだ試験開始時間の15分後、30分後…に他の受験生が入って来る可能性が高いということです。
さらに、仮に受験生全員が同じ試験開始時間の予約をした場合でも、早く着いた人がすでに試験を始めている時間帯に別の受験生が入って来るという状況が生まれるのです。
ですが、私が2級のネット試験を受けた時は、基本的にはみなさん静かに試験の部屋への入退出をする人ばかりでしたので、集中力がそがれてとても大変という状態にはなりませんでした!
結局、どちらがおすすめ?
ここまで、ネット試験を選ぶメリット・デメリットをそれぞれ紹介してみました。
では、それらを踏まえてどんな人にはどちらの試験形態をおすすめするのか、私なりに解説します!
ネット試験をおすすめする人
ネット試験をおすすめする人は、ずばり以下の点を優先する人です。
- 試験日程の選択の自由度を重視する人
- 合否の結果をすぐに知りたい人
- ペーパー試験の試験会場が近くにない人
1点目の 「試験日程の選択の自由度を重視する人」についてもう少し具体的に書いてみると、例えば「○○日で簿記合格するぞ!」など目標を立てて頑張りたい人の場合や、仕事などの都合で自分で自由に試験の日程選びたい人、などが該当しそうです。
ペーパー試験をおすすめする人
反対に、ペーパー試験をおすすめする人の特徴は以下の通りです。
- パソコンの操作に不安がある人
- 他の受験者の入退出などの環境音が気になる人
1点目の「パソコンの操作に不安がある人」については、普段パソコンに触る機会のある人であればそこまで心配する必要なないと思います。
試験で問われるのは①プルダウンから選ぶ、②数字を入力する、③(数は少ないが)単語を入力するの3種類でした。ですので、「これくらいならやったことあるよ」という方であれば、問題なくネット試験を受けられると思います!
また、2点目の「他の受験者の入退出などの環境音が気になる人」についても、受験者はみな基本的には悪意のあるうるさい音を出すわけではないので、とても神経質な方でなければこちらも特別大きな問題にはならないかと思います!
おわりに
いかがでしたか?
私はネット試験の良いところである「日程・会場を選ぶときの自由度が高い」「合否の結果がすぐに出る」という点が性分に合っているなと思いました!
みなさんも、ご自分の性格や置かれている状況を踏まえて、自分に合う試験形態を選んで、合格を目指して頑張ってくださいね!
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